私は家の猫に「糞尿を集める変わった奴」として認識されている
妊娠中の妻に代わりトイレ掃除は私が担当していますが、まるで私のことを糞尿の収集癖がある変わったおじさんを見るかの様な目で見てきます。
三匹も飼育しているとトイレは一箇所じゃ足りませんので三箇所設置しています。
一箇所ずつ順番に掃除するのですが、糞尿の処理をしている間ずっと不思議そうな目で猫たちに見つめられています。
猫達よ、俺はお前達の糞尿を集めることに悦びを感じる変態では無いのだぞ。
お前達が快適に用を足すために毎日トイレを清潔に保っているんだ。
そんなことを彼等に言っても仕方ありません。
別に猫に恩義を求めるわけではありませんが、少し悲しくなってしまいます。
さて、どうすれば猫達に懐いてもらえるのでしょうか。
猫に媚びて仲良くなろう
そんな彼等に媚びて仲良くなるにはどうしたらいいだろうか。
その方法について考えてみることにしました。
まずは今一度彼等の紹介から始めよう
我が家に暮らす猫達を簡単にご紹介しておきます。
最年長でありながらも自ら(?)いじられ役を買って出る小粋な雑種猫。
後ほど紹介するてんちゃんとこてつにいつも追っかけられている。
四六時中妻にベッタリで、まるで妻のことを自分の彼女か何かだと思っている。
妻が他の猫を可愛がると嫉妬の感情を剥き出しにして声を上げて近づいて来る。
3歳半(雑種・雄)
人に媚びず自由奔放に生きる彼のことを人はサムライと呼ぶ。
飼い出した当初は我々夫婦に生傷を付けまくる荒くれ者だったが、今ではすっかり私の妻一番のお気に入り猫に。
妻に気に入られていることにより、少々の粗相は全て許されている。
1歳半(スコティッシュフォールド・雄)
一番年下であり、常に妻に甘えている可愛いやつ。
マンチカンでありながらも手足が長く所狭しと俊敏に動く。
料理中の妻に飛び乗る習性があるが、私が同じ場所で同じポーズをしても飛び移らないという嫌がらせをしてくるのが特徴。
1歳(マンチカン・雄)
彼等に気に入ってもらおう
さて、冒頭にもお伝えの通り彼等は私に懐いていません。
そもそもなぜ彼等は私に懐かないのか、懐くにはどうすれば良いのかを考えていきます。
チュールで餌付けする
チュールは猫にとって最強のアイテムです。
チュールが嫌いな猫は存在するのか疑問に思うほど、彼等にとってはお気に入りの様です。
そのチュールを使い彼等の猫心を掌握できないものでしょうか。
試しに先ほどチュールを与えてみましたが、食べ終わるとまるで用無しジジイを見るかの様な目で私を見ながらどこかに消えてしまいました。
このまま続けてもチュールをくれるマシーンとして認識されるだけの気がしてきました。
身体中の毛穴からチュールを分泌させるぐらいのことをしなければ難しそうですね。
私と妻の異なる点
そもそもなぜ妻には懐くのでしょうか。
特に妻が身体中からチュールを分泌させている様子もありません。
私と妻では何が違うのかを考えてみます。
生物としてみた際に妻と私の異なる点といえば、性別や年齢ぐらいです。
年齢は関係なさそうな気がしますが、性別は関係ありそうな気がします。
ちなみに彼等は全員雄です。
やはり雄たるもの人間でも雌に懐きやすいものなのでしょうか。
体臭や声のトーンなどにも当然違いがありますので、それらも関係しているのかもしれません。
わし臭いんやろか…みんな正直に言ってくれてええよ…
口から腐った魚とドブの匂いがするよ!
てっきり口の中でザリガニを飼っているのかと…
う◯こ食った?
言い過ぎです。
一緒にいる時間も関係している?
妻は専業主婦なので基本的に毎日彼等と家にいます。
私は外で働いているので休みの日以外日中はずっと家にいません。
この違いもあるのでは?
どこか少しだけこれを理由に「そうだそうに違いない」と思いたい自分を感じてしまったのですが、実際はどうなのでしょうか。
仕事を辞めて一日中家に居たとしてもそんなに変わらない気がします。
なんだかこの理由も違う気がしてきました。
妻に異常に懐いているのでは?
そもそも私に懐かないのではなく、妻に異常に懐いているだけなのでは?とさえ思えてきました。
この説が正しいのならば妻には猫を惹きつける何かがあるのかもしれません。
かく言う私もこの家で妻に懐いている雄の一人なのは間違い無いのですが、私がそうである理由は人間として妻に魅力を感じているのであり生物として惹かれているのとは意味合いが違う気がします。
ますます訳が分からなくなってきました。
まとめ
結果としては結論出ずで終わりました。
ただこの記事を書いている間、こてつが私の周りをうろちょろしていたのでもしかすると甘えているのでは!?と思い手を差し出したら匂いを嗅いだ後、口を開けてどこかに行ってしまいました。
しっかりフレーメン反応しとるやんけ!
フレーメン反応(フレーメンはんのう、ドイツ語:Flehmen)とはウマなどの哺乳類に起こる、臭いに反応して唇を引きあげる生理現象である。
Wikipedia【フレーメン反応】より引用
猫を飼っている方なら分かると思いますが、飼い主の足の臭いや猫同士でお尻の臭いを嗅いだ時などに起こる口をポカーンと開けて臭そうな反応をするあの現象のことです。
別に臭いから口を開けているんじゃない様ですが、どう見ても臭そうな仕草ですありがとうございます。
まだまだ彼等との距離はありますが、チュール無しでも近づいてくれる様に日々精進いたします。